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名言・語録・格言

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谷井昭雄語録

谷井昭雄の名言・語録11件
(松下電器産業4代目社長)


「創業者のものづくりで、語っておかなければならないことがあります。それは、お客様が喜ぶもの、暮らしを豊かにするものを絶えず模索し、生み出し続けたということです」


「お客様に喜んでもらえるものを考え続け、技術を開発し、商品という形にして世に送り出す。技術を開発したから商品を作るのではない。『技術ありき』ではなく、『お客様の幸せ』のために技術を開発し、ものづくりに活かす。これが創業者のものづくりスタイルだったと言えます」


「ものづくりには、部品やパーツを製造する協力工場の力が欠かせません。普通はこうした工場のことを『下請け工場』と呼びますが、松下は別の呼び方をしていました。それは『共栄会社』です。松下はかつて、部品製造などを手掛ける外部の工場を『第一工場』、自社の工場を『第二工場』と位置づけていました。自社工場が第一で、外部の工場が第二、ではないのです。第一工場の多くは、いわゆる小さな町工場です。松下とは資本関係もなければ人事権もありませんが、ものづくりの観点から見ると、第一工場こそが一番の源流です。そして、第一工場の作ったものを組み立てるのが、第二工場である松下の工場。『第一があってこその第一工場』という考え方です」


「デジタル化というと、コンピュータ化や数値化を思い浮かべますが、デジタルがこの世界にもたらした変化は、単なる『技術の変化』だけではありません。ものづくりの根幹や価値観だけでなく、企業経営にまで大きな変化をもたらしました」


「デジタルというのは、職人の手を必要としない技術です。昔は一つの機械を動かすのにも、人の手が必要でした。さらに、機械をスムーズに動かして生産性を上げるためには、長年その機械を触ってきた人の経験がものを言っていました」


「デジタル化は、ものを安く、速く、容易に作ることに貢献しました。アナログの場合は、熟練の技術を持つ職人を何年もかかって育てなければなりませんでしたが、デジタルの場合は、お金を出して買えば、すぐにその技術を使うことができます。また、デジタルの中にノウハウまでも込みで入っているので、積み重ねた経験がなくてもものを作れるようになったのです」


「テレビのブラウン管など、以前は膨大な経験と技能を持っている大手メーカーしか作れなかったものが、デジタル商品は、新興メーカーでも作れるようになったのはこのためです」


「デジタルは、世界のものづくりの地図をも塗り替えました。以前は、家電といえば日本が圧倒的に強かったのですが、いまは韓国に負けています。デジタル化で技術をお金で買えるようになったからです。買える技術は買い、ものづくりに反映させることで、韓国は自分たちの商品をどんどん世界に送り出しています」


「デジタルの中に入っている技術やノウハウの多くは、日本人がコツコツ積み上げてきたものです。高度成長期、日本をものづくり世界一に押し上げた熟練の技が、いまデジタルのなかに閉じ込められています」


「ものの生産は、そのほとんどをデジタル化された機械がやってくれます。人間が製造現場にいなくても、スイッチひとつ押せば、高い品質の商品を生産してくれます」


「韓国はデジタル化された技術を購入し、効率的にものづくりを行い、発展途上国のニーズに応えたリーズナブルな商品を世界に届けてきました。これによって、韓国は日本に勝ったのです」


【出典】
『松下幸之助ものづくりの哲学』


【感想・論評・補足】
日本のメーカーの凋落はデジタル化の遅れが原因であることが、谷井氏の著書『松下幸之助ものづくりの哲学』を読むとよく分る。いつまでも現場現物主義などといっているから時代から取り残されてしまったのである



経歴(プロフィール)
■谷井昭雄(たにい・あきお)
日本の経営者。松下電器産業株式会社4代目社長。1928年4月20日生まれ。大阪府出身。神戸高等工業学校卒業。精密機械科卒業
  1. 2021/04/12(月) 20:40:54|
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辻野晃一郎語録

辻野晃一郎の名言・語録4件
(グーグル日本法人社長)


「この国は、ついに人々の『働き方』についても、政府主導で変革を迫らねばならない国になり果てた。内閣官房に『働き方改革実現推進室』が設置され、安倍晋三首相を議長に、閣僚8人と民間人15人を構成メンバーにした『働き方改革実現会議』も発足したという」


「まさに、江戸時代から明治時代への移行や、太平洋戦争による変化にも匹敵する歴史的大変化が、これからいよいよ本格化していくのだ。武士や軍人がいなくなったように、今存在する多くの企業や職業が消えてなくなり、雇用形態も激変するだろう」


「明治維新という歴史的なパラダイム転換は、時代の先を見据えて危機感を強めた若者達の体制離反、いわゆる『脱藩』という行動を促した。脱藩した憂国の志士達、すなわち命がけで体制離反した人達のエネルギーの爆発が、古い秩序を打ち破り新しい秩序を構築する大きな原動力となった」


「長らく日本の経済発展を牽引してきた家電産業の苦境が一気に表面化したのは、東日本大震災に見舞われた翌年、2012年3月期の決算発表時であった。ソニー、パナソニック、シャープなどの家電大手各社が、軒並み一社当たり数千億円に及ぶ巨額の損失を計上して、世間に大きな衝撃を与えた」


【出典】
『「出る杭」は伸ばせ!』


【感想・論評・補足】
辻野氏の言うように、働き方改革を政府に主導されるようではなさけない


経歴(プロフィール)
■辻野晃一郎(つじの・こういちろう)
日本の技術者、実業家、経営者。グーグル日本法人社長。早稲田大学商学学術院客員教授などを歴任。1957年、福岡県北九州市で生まれる。慶應義塾大学大学院工学研究科
  1. 2021/03/28(日) 15:29:39|
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井上久男語録

井上久男の名言・語録9件
(経済ジャーナリスト)


「自動運転を支える技術開発でも日本は大きく出遅れ、デファクト・スタンダードは欧米勢に握られつつあるのが現状だ」


「エヌビディアが、2017年5月にトヨタと提携して、共同開発したGPUをトヨタへ提供すると発表した。これはGPUに関してはトヨタがエヌビディアの軍門に下ったという見方もできる」


「トヨタだけではなく、フォード、ボルボ、独メルセデス・ベンツ、ボッシュもエヌビディアと提携している」


「パソコン用CPUの王者インテルも、こうした状況を黙ってみているわけではない」


「自動運転車の分野ではインテルを中心とする連合と、エヌビディアが中心となっている
連合が形成されつつある」


「この2つの企業グループが自動運転技術の標準化、すなわち主導権をめぐって激しく争っている状況だ。どちらも半導体メーカーが中心となっていることで分かるように、自動運転車はパソコンと同じく、GPUやCPUといったプロセッサー技術によって性能が大きく左右される」


「すでにエンジン技術を核とする伝統的な自動車会社だけでは主導権を握れない時代に入っていることを物語っているのだ」


「トヨタは依然として系列企業との取引が中心で、系列企業へトヨタから転籍するなど人的な交流もある。そのような『以心伝心』で仕事を進めていくスタイルが得意だ。このコミュニケーション手法が、取引先を含めたデジタル化の推進をこばむ要因のひとつとなっている」


「『言わなくても分かる』という日本の強みが、デジタル化の時代には『弱み』となってしまったのだ。これは自動車産業のみならず、日本的な商慣行や企業風土の全体にもかかわってくる問題だ」


【出典】
『自動車会社が消える日』


【感想・論評・補足】
モノづくり産業が大きく変わる。特にクルマ産業の変化は大きい。考えを180度変えなければ世界から日本の産業は取り残されてしまうだろう。井上の著書を読むとそのことが良く分る。


経歴(プロフィール)
■井上久男(いのうえ・ひさお)
日本の経済ジャーナリスト。経営論を専門。政策アドバイザー。1964年生まれ。福岡県出身。九州大学文学部哲学科卒業。NECを経て、朝日新聞社中途入社。経済部で自動車や電機産業等を担当。その後、独立
  1. 2021/03/19(金) 03:31:45|
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鈴置高史語録

鈴置高史の名言・語録10件
(ジャーナリスト)


「冷戦終結後、韓国はソ連、中国と国交を結んだ。仇敵、北朝鮮の後ろ盾を奪うのが主な目的だったので、韓国は中ソとの関係を極めて大事にした」


「中国が韓国の仮想敵国ではなくなったとしても、韓国が北朝鮮と敵対する間は米韓同盟に意味はあった。しかし、2000年6月に史上初めて南北首脳会談が開かれて以降、韓国人の多くは北朝鮮を敵とは考えなくなった。それどころか、米国への憎しみを募らせていった」


「21世紀に入った頃、韓国の指導層の人々に『傲慢な中国の傘下に戻るつもりか』と聞いて歩いた。すると判で押したように返ってきたのが『少数民族の王朝とは対立したが、漢民族とはうまくやってきた』という答えだった」


「確かに元や清と比べれば、漢民族王朝の宋(960━1279年)や明(1368━1644年)との関係は穏やかなものだった」


「元や清からいじめられたのは、少数民族が野蛮だったからではない。朝鮮半島の王朝が少数民族を見下していたからこそ、元や清という王朝が成立した時に復讐されたのである」


「朝鮮の人々にとって『中国大陸の次の覇者が誰になるか常に見定め、いち早く朝貢することが生き残りの道』なのだ。それは半島側の王朝・政権が変わろうと、不変の真理である」


「専門家とは利害関係者の別名である。国益よりも、自分や属する組織の利益を優先しがちだ。そのうえ情報をもっともコントロールできる人たちでもある。専門家は専門家だからこそ本当のことを言わないのだ」


「法曹関係者はともかく、普通の韓国人は『起訴状』に何と書かれているかなどは気にしない。『法律などに関係なく、不愉快な奴をよってたかってやっつける』のが韓国の裁判だ」


「2014年に起きた産経新聞事件がそうだった。朴槿恵政権は保守団体を使い、産経新聞の記者を名誉毀損罪で起訴させた。産経が引用した朝鮮日報は全くおとがめなしだった」


「韓国を脱出する韓国人がいる。『いつまでたっても大人にならない自分の国に将来はない』と見切った人たちだ」 


【出典】『米韓同盟消滅』


【感想・論評・補足】
韓国の専門家、鈴置氏の著書を読むと近い将来、韓国が中国に従属する道を選ぶことは間違いないだろう。米韓同盟は消滅し、在韓米軍はいなくなる。韓国は大事な隣国だからといって引き止めても無理だ。もういい加減、目を覚まさなければならない。


経歴(プロフィール)
■鈴置高史(すずおき・たかぶみ)
日本のジャーナリスト。韓国経済に詳しい韓国ウォッチャー。ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。日本経済新聞社でソウル特派員・香港特派員・経済解説部長・編集委員を務めた。1954年、愛知県で生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業
  1. 2021/03/08(月) 15:58:29|
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真田幸光語録

真田幸光の名言・語録6件
(国際金融経済学者)


「私自身が、世の中に情報を発信する身となってから強く感じることは、世の中に流れている情報そのものは、必ず、その情報を発信する人の意図や思惑、少なくとも、その人の経験や知識といったスクリーンを通して発せられているものであり、それ自体が真理であるか否かは定かではないということです」


「あるいは、ある一定の切り口から見れば、真実であるということも、違う切り口から見ると、真実ではなくなるといったこともあり得るのです」


「ギリシャはヨーロッパ統合のシンボルなのです。ヨーロッパ文明はギリシャから始まりました」


「国債の市場は株式市場の数倍になります。日本だけ比べてもそうです。日本の株式市場の時価総額は300兆円、国債と地方債の発行額は1600兆円になります。日本のGDPは500兆円です。いかに国債の市場が大きいか分かると思います」


「実体経済を計るものさしでいちばん分かりやすいのがGDPだと思います。現在、世界のGDPの合計額が70兆ドルくらいのはずです」


「大航海時代の前でさえ、戦争はぼろ儲けできたのです。ルネッサンスを支えたメディチ家も、もともとは薬商人。薬には弾薬もあります(だから弾薬には『薬』がつく)。十字軍の遠征などに薬と一緒に弾薬を売ってぼろ儲けし、それを種銭に金融業を始め、当時、世界最大の金持ちになるのです」


【出典一覧】
『ドル崩壊、アジア戦争も探る英国王室とハプスブルク家』
『世界の富の99%はハプスブルク家と英国王室が握っている』


【感想・論評・補足】
薬に弾薬もあったとは知らなかった。そうすると火薬も薬なのであろうか


経歴(プロフィール)
■真田幸光(さなだ・ゆきみつ)
日本の国際金融経済学者。専門分野は韓国・台湾・中国・モンゴル・ベトナム・北朝鮮を中心とする東アジア地域経済と国際金融。愛知淑徳大学ビジネス学部・研究科教授。1957年、東京都で生まれる。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、東京銀行(現・三菱UFJ銀行)へ入行した。先祖はなんと、あの戦国武将の真田昌幸(幸村の父親)である
  1. 2021/03/02(火) 06:39:10|
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