ジェームズ・ブキャナン語録

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「わが国の現在の財政状況がどれほどひどいものであろうと、われわれは未来に向けた輝かしい希望に浸ってもよいだろう。長期にわたる損害を受けることなく、これほどまでに激しい貨幣価値の変動に耐え抜いてきた国家は、ほかにはない。若者の元気と国民のエネルギーと困難を前にして決してたじろがない精神力が、現在の財政困難からわれわれをすぐに立ち直らせてくれるだろう。そして財政困難によって思い知らされた教訓をただちに忘れさせてくれるだろう」
注釈：1800年代前半のアメリカ経済は複数の銀行が破綻するなど厳しい状況だったが、ブキャナンは力強く明るい未来を語り国民を勇気づけた（1857年12月8日の演説）


関連サイト
歴代アメリカ大統領語録一覧
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ジェームズ・ブキャナン経歴（プロフィール）
【1791年～1868年】アメリカ合衆国第15代大統領（在任1857年3月4日～1861年3月4日）。18世紀生まれの最後の大統領であり、結婚しなかった唯一の大統領である。ペンシルベニア州ケーブ・ギャップで生まれる。ディキンソン大学を卒業後、ペンシルベニア州ランカスターへ転居。弁護士となる。1812年に米英戦争が起きると志願兵としてボルティモア防衛戦に参加。その後、下院議員として中央政界入り。司法部委員会の議長も務める。駐露大使を務めた後、上院議員に当選。1857年に大統領に就任。一触即発の状態であった南北問題を巡っては妥協で和解の可能性を探るが、内戦を防ぐ策を積極的に講じなかったことへの非難が大きい。日本の訪米使節団が初めて謁見した大統領。私生活では婚約者を亡くして以来、生涯独身を通した。77歳で死去。